この記事を読むでは慶應の交換留学プログラムの全貌と、どのように準備を進めればよいか、どのくらいのスケジュール感で勉強をしていけばいいかを説明します。
そもそも慶應の交換留学プログラムとは?
慶応の交換留学は、慶應義塾大学国際センターによると
慶應義塾大学交換留学とは、本学が外国の大学との間で交わした全学学生交換協定に基づき実施する留学プログラムです。
慶應義塾大学国際センター(https://www.ic.keio.ac.jp/keio_student/exchange/ex_ex.html)より
一学年間世界トップレベルの協定校での大学生活を経験する機会を提供することにより、塾生の国際感覚の育成と視野の拡大を目指すものです。
と宣言されています。
要は慶応の一年間の学費で、世界トップレベルの大学で一年勉強できるプログラムということです。
英語に重きを置いている慶応らしいプログラムです。
実はこれはとってもお得です。
特にアメリカなどの学費が恐ろしく高い地域では、慶応の学費一年間分で行ける大学は存在しません。
アメリカの州立大学などの比較的安い大学であっても1学期数百万ということもザラにあります。
是非、慶応生はこのプログラムを利用して留学しましょう。
慶応交換留学のスケジュール
次に慶應の交換留学のスケジュールについて話したいと思います。
慶應の交換留学には、2022年現在秋募集と春募集との二つの選考スケジュールがあります。
秋募集はアジア圏の大学(中国、韓国、台湾など)とヨーロッパ圏、アメリカ、カナダなどが挙げられます。
春募集はオーストラリア、一部ヨーロッパ圏(オーストリアなど)などです。
2023年度から、3期募集から秋と春の2期募集となり、全慶応交換留学枠のうち8割近くが秋募集となっています。
以下が具体的なスケジュールです。
秋募集 | 春募集 | ||
出願期間 | 出願開始 | 2022 9月5日(月) | 2023年 5月1日(月) |
出願締切 | 2022年 9月30日(金) 16:45 | 2023年 5月26日(金) 16:45 | |
学内選考結果発表 | 2022年 11月22日(火) | 2023年 7月14日(金) | |
候補生オリエンテーション | 2022年 12月10日(土) | 2023年 7月31日(月) | |
渡航前オリエンテーション | 2023年 6月下旬 | 2023年 12月上旬 |
交換留学準備なにからはじめればいいの?
さて多くの慶應生がつまずくのが、留学の準備です。
交換留学には大きく分けて、GPA、TOEFL or ILETS、志望動機書の3つの関門があります。
交換留学の選抜を経験した私の主観では、準備する際の優先順位はGPA、TOEFL or ILETS、志望動機書の順です。
GPA
多くの留学先では、GPA2.5以上を要求しているところが多く、それなりにしっかりと大学で、勉強をしていないと出願することができません。
TOEFL、IELTSは出願要件を満たしていなくても、出願要件の-9点までなら出願することができますが、GPAに関しては出願段階で出願要件を満たしている必要があります。
GPAは一朝一夕に延びるものではなく、現状のGPAを改善するには少なくとも1学期の間(できれば二学期の間)はしっかり勉強する必要があります。
この記事を見ている留学希望の慶応生は出願時点までにGPAをあげておきましょう。
TOEFL or IELTS
第二の関門が英語の語学能力を証明するテストです。
慶應の交換留学を結んでいる協定校の語学要件は、多くの大学でTOEFLであれば大体75点以上、ILETSであれば6.0以上くらいと比較的難しい要件になっています。
ただGPAのところで説明したところで説明したように仮に募集要件を下回るスコアしか取れなかったとしても、TOEFLであれば語学要件-9点以内、ILETSであれば-0.5以内であれば出願することはできます。
その場合は、慶応の選考を通った後、向こうの大学に願書を出すまでの間六ヶ月間の間にスコアを要求水準まで上げる必要があることに注意が必要です。
私の友人にも、選考段階では要求スコアを下回っていたものの、選考に通ってから慶應が向こうの大学に出願するまでの間にしっかりと英語を勉強をして留学に漕ぎ着けた人が何人かいます。
しかし、仮に点数が慶應が向こうの大学に出願するまでに上がらなければ問答無用で留学取り消しとなるので、この記事を見てくださっている慶応生はくれぐれもしっかりと準備してください。
こちらは六ヶ月前から集中的に勉強するのがおすすめです。
慶応に入れている時点で、それ相応の英語力はあるので、あとはTOEFLやILETSなどの語学テストに慣れるための傾向と対策になると考えています。
特にTOEFLのスピーキングは癖が強いので事前に勉強をしておく必要があります。
短期間でしっかりと勉強して、目標点数をもぎ取りましょう。
志望動機書
GPAもTOEFL、IELTSも何とかクリアした慶応生を待ち受ける最後の関門は、志望動機です。
実は2023年度から、交換留学の選考プロセスから面接がなくなりました。
今までであれば、書類選考にさえ通れば、多少志望動機の出来が悪くても面接で挽回するということも可能だったのですが、面接がなくなってしまったのでますます志望動機書の重要性が増しています。
必ず、交換留学体験のある先輩や、大学の教授、留学支援団体のKEPLOなどのネットワークを利用して、一度チェックしてもらいましょう。
他人に見てもらうことができれば格段に出来が良くなります。
私の体感では志望動機書を作るのは、どんなに少なく見積もっても四週間はかかるので、最低でも一ヶ月前から始めましょう。
近々、ESの書き方をまとめたものを作成しますので少々お待ちください。
今日はKEPRO運営の媒体について!留学に興味がある人は必見👀
— 慶應義塾大学塾内留学支援団体KEPRO (@KEPROKEIO) February 27, 2021
✅website
留学経験者のインタビュー記事https://t.co/DlMYClMvwT
交換留学生が留学先で撮影したストーリー等https://t.co/17OKPGspsW
✅LINE
留学経験者に直接聞けるhttps://t.co/l4WXnSjWdy#春から慶応 #慶應 #留学
準備スケジュール
以上を踏まえて私が思う留学スケジュールです。
秋募集
春募集
必ず出願期間締め切りの一週間前までに一度提出をしましょう。
出願を行うこと自体に結構時間がかかります。
秋募集であれば、9月23日です。
春募集であれば、5月13日です。
先輩からのアドバイス
例年、志望者に対する合格者の数がすくなく、相対的に倍率が高いのはアメリカ、イギリスなどの英語圏になります。
大学の世界ランキングトップ常連校などは、少なく見積もっても、2倍以上の倍率があります。
さらに、世界トップ校はGPAの要求も厳しく、3.0以上ないと出願すらさせてもらえないということもザラにあります。
ライバルを出し抜き、トップ大学の合格を掴むためにも、アメリカ、イギリスなどの本場英語圏で、勉強したいと考えている慶応生はできるだけで早く準備を始めましょう。
早く動くことが何事においても肝要です。
(という筆者は遅れに遅れて、非常に大変な目に遭いました。)
まとめ
このブログでは、慶応の交換留学の説明からはじめ、出願必要要件としてどんなものがあるのかを説明しました。
留学の準備は早く始めることが最も肝要です。
みんさんもくれぐれもぎりぎりにならないようにしっかりと準備していってください。
交換留学中の現役慶応生にしかわからない情報もこれから発信して行くつもりですのでどうぞよろしくお願いします。
さらに、詳しい情報は以下の慶應義塾大学国際センターより確認してみてください。
また慶応大学経済学部には数はすくないものの経済学部独自枠の留学枠がありますので経済学部の学生は是非こちらも併せてみてみてください。
さらに慶応商学部の学生も(経済学部も)国際センター派遣とは別のダブルディグリーという制度が海外の大学の学位と慶應の学位も取れてしまうというお得な制度もありますので、参考までに。
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