現役慶応生が交換留学を徹底解説。交換留学のメリットとデメリット、どんな人が向いているのか? 

(第二弾)慶応の交換留学を解説。慶応交換留学メリットとデメリットとは、どんなひとが向いているのか解説。 留学

この記事を読んでいるみなさんは留学を考えている慶応生であると思います。私も交換留学か私費留学か悩んだり、そもそも交換留学と私費留学の違いって何だろうと悩んだ時期があります。このブログはそんなあなたに向けてのものです。ではどうぞ。

そもそも慶應の交換留学プログラムとは?

慶應義塾大学交換留学とは、本学が外国の大学との間で交わした全学学生交換留学協定に基づき実施する留学プログラムです。

一学年間世界トップレベルの協定校での大学生活を経験する機会を提供することにより、塾生の国際感覚の育成と視野の拡大を目指すものです。

慶應義塾大学国際センター
(https://www.ic.keio.ac.jp/keio_student/exchange/ex_ex.html)より

とされています。

英語を入試で強く試す慶応らしいプログラムですね。

慶応生が留学準備を開始する時期など、詳しいことは以下のブログにまとめているのでぜひお時間ある時に見てみてください。

交換留学のメリットについて

慶応で交換留学することは大きな理由からまとめて、3つの利点があると考えています。

  1. 海外の大学で勉強したのちその授業単位を慶応で認めてもらえる
  2. 大学の授業の履修登録がスムーズ
  3. 金銭的負担が小さい
  4. 就活のESに書くことができるケースがある

以上の三つが考えられると思います。

UC Berkeleyの図書館

まず1点目に単位が認めてもらえるという点についてです。

私は慶応生が留学をするときに最大の障壁となるのは、留年して就活に影響が出るということではないかと考えています。

その点、交換留学では基本的に3、4年でゼミや専門が決まっている場合、その専門に関係する単位を留学先で取得すれば、基本的には単位を認めてもらえるため、留年のリスクが最小限に抑えられます。

もちろん、留学先で単位をしっかり取ることができなければ留年のリスクもありますので、悪しからずです。

留学後慶応でじっくり勉強したいと考える学生は留年するということもできますが、それは一つのオプションということであり、私費留学と違って休学することが必須でないことは大きな魅力であるということができそうです。

ちなみに留学先で取得した単位を慶応の方に移すのには上限があり、SFCは各学期20単位(自由科目を含めて30単位)、商学部では30単位などとなっています。学部によって違うため、必ず大学にある学生部に問い合わせてください。

お問い合わせはこちらのサイトを参照してください。

(日吉)

部署別お問い合わせ(日吉):[慶應義塾]
慶應義塾公式サイト。日吉キャンパスにおける、部署別のお問い合わせ先一覧です。

(三田)

部署別お問い合わせ(三田):[慶應義塾]
慶應義塾公式サイト。三田キャンパスにおける、部署別のお問い合わせ先一覧です。

2点目に履修登録がスムーズであるということです。

交換留学生は基本的に留学先での扱いは正規生同じ、もしくはほぼ対等なことが多く基本的に多くの授業を履修することができます。

そのため、例えば交換留学先の現地校の非常に人気の授業などを履修することが可能です。

しかし、私費留学の場合、正規生が優先されることが多く、取りたい授業が正規生でいっぱいになってしまった場合には受講できないというケースも存在します。

特に私が留学しているUCBでは、正規生→交換留学生→私費プログラムという順番で履修を登録することになっています。

さらに、私費プログラム生は、仮に授業が枠が空いていても教授に直接交渉しなければ入れないというケースも散見されます。(何人か席が空いているのにも関わらず、クラスの方針でリジェクトされている学生を見ました。)

せっかくの留学のつもりが、不本意にも自分が取りたい授業が取れず、取りたくない授業を受講することになってしまうのは大変残念なので是非、交換留学を利用して留学をしましょう。

3点目に金銭的負担が小さいという点です。

交換留学は、基本的に学費を現地の大学に納めるわけではなく、自分の派遣元の大学(つまり慶応)に支払います。

そのため、追加でかかる費用が現地の生活費と交際費などに限られるので負担が最低限で済みます。

例えば、私の勉強しているUCBの学費は、正規生であれば半期300万円ほどなのらしいですが、私は慶応の学費を払えばいいだけなので、なんと一年間で100万ほどで済みます。

私費もプログラムによっては、慶應が認定しているものもあり、慶応の学費が免除されたりすることで多少安くなることはありますが大抵高額になることが多いです。

4点目に就活のESに書けるという点です。

多くの企業のESでは留学経験を書く欄があります。交換留学であれば、胸を張って企業のES(Entry Sheet: 企業へ出す経歴書)に記載することができます。

一部企業では、交換留学以外である場合には、その留学経験について記載することができないことがあり、私費留学と交換留学との違いの一つということができそうです。

交換留学のデメリット

正直に申しますと、交換留学のデメリットを挙げるのは難しいです。

ただ強いていうとするならば、敷居が高いということでしょうか。

まず、慶應の交換留学には学内選抜がありアメリカなどの人気地域では、倍率が2倍を超えるケースがあります。

その場合、他の希望者に勝つためにしっかりとGPAや志望動機書などを準備する必要があります。

お金を出せばほぼいけるという私費留学にに比べて、一年から半年の準備期間がいるという意味で少し難易度が高いです。

さらに、現地についてからも少し辛いことがあるかもしれません。

交換留学生は、現地校では、正規生と同じ扱いをされるため、英語が苦手だからと言って、教授がテストの点数の付け方が甘くしたりしてくれることは決してありません。 

ここはシビアな点だと思います。

私費留学であれば、語学を補強してくれるプログラムなどがありますが、そう言ったものは期待できないと言えます。

もしさらに詳しく調べたい場合には、慶応の過去の先輩のデータベースを参照すると良いと思います。

派遣交換留学生 留学報告書

どんな人が向いているのか?

これはひとえに、現地の大学生として勉強する気があり、未来の将来像がはっきりしている人だと思っています。

留学はキラキラしたことは本当に少なく、基本的に現地の大学生のように粛々と勉強するケースが多いです。 

そのため、海外で楽な勉強をしたいと思っていたり、海外の雰囲気を感じたいだけだという人は私費で語学留学をすることを強くお勧めします。

その方がより楽しく語学を勉強することができます。

言ってしまえば、交換留学にとって語学習得はマストであり、ファーストステップとなります。

そのため、英語というツールを使って何をするかが問題になってきます。

大学の代表として派遣されている以上、基本的に慶応から大学の授業をしっかり履修してくることを期待されており、それを蔑ろにすることは許されません。

さらに交換留学の方が、私費留学に比べて門戸が狭く選抜があることが大抵なので必ず将来へのビジョンを明確にしていないとその選抜に通ることができません。

最後に

最後に今回のブログでは、交換留学のメリットとして単位認定、履修登録、学費を上げ、デメリットは留年、就職の話、求められる条件として現地の大学生として勉強する気があり、未来の将来像がはっきりしている人を上げました。

皆さんも是非一歩踏み出して、交換留学に踏み出してみてください。

さして英語の壁は大きくなく、学びも多いです。

今度、二十年間日本で生きてきた日本人の私が思う留学をまた書こうと思うので是非またみにきてください。

もし興味があれば以下も是非ご閲覧ください。

さらに、詳しい情報は以下の慶應義塾大学国際センターより確認してみてください。

海外への留学|慶應義塾大学国際センター
本ウェブサイトでは、留学全般に関する事項や留学準備、ならびにさまざまなプログラム等を紹介しています。 まず、留学全般に関しての情報収集をする場合は、留学概要に関するパンフレット『留学のススメ』をご確認ください。また、留学に関しての詳細情報に...

また慶応大学経済学部には数はすくないものの経済学部独自枠の留学枠がありますので経済学部の学生は是非こちらも併せてみてみてください。

交換留学(経済学部独自枠) - 留学 - 経済学部 - 慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科

さらに慶応商学部の学生も(経済学部も)国際センター派遣とは別のダブルディグリーという制度が海外の大学の学位と慶應の学位も取れてしまうというお得な制度もありますので、参考までに。

ダブルディグリープログラム:[慶應義塾]
慶應義塾公式サイト。慶應義塾大学と海外の協定校の両方で学び、修了時に両方の大学から学位が取得できるダブルディグリープログラムをご案内します。

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